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とりあえず、状況がわからないので、二人はどこかで合流することにした。
相談の結果、待ち合わせは、今から1時間後に華木という店でということになった。
華木に向かおうとしただぃちは、ふと周りの状況がおかしいことに気付いた。
……辺りを見渡してみても人の姿が見えないのである。
(さっきまで人がいたのに………)
だぃちは人通りのありそうな所に出た。
しかし、人どころか車も走っていない状況だった。
(おかしい、絶対におかしい……)
だぃちはもう一度周囲を見渡した。
その時、だぃちは一つの時計に目を止めた。
(あれ?あの時計、狂ってるのか?………いや、違う、合ってる。)
だぃちは動揺を隠せない様子だった。
……何故なら、だぃちが家を出てから知らない間に6時間も経っていたからだった。
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