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遥か昔この地の果てに
一つの苗を放ちました
我が子の様に愛惜しみなく
そして私は星になった…
いつも いつも
降り注ぐ光たちは
風に揺れて
そして ここに
いつも立ち尽くす僕は
鳥と話す
遠い昔の話し…
あなたは言いました
早く大きくなる様に
祈ってました
★風が吹いて
雨が降って
雷に打たれても
僕は 生きる
あなたの為
強く 強く 地を踏み締め
春が過ぎて 又冬も過ぎ
幾度繰り返すだろう
一人孤独に過ごしてきた季節も
懐かしめる
僕は大きくなった
約束忘れずに
両手を大きく広げ
空に近づく
僕の手には
鳥が止まり
いつでも歌ってくれるよ
足元には
子供達が
楽しく笑っているから
★
僕はもう大丈夫だょ
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