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いつも階段や廊下、教室で人が避けて行く中で僕は軽い優越感。
(なんか…気持ちいい。)
ある意味ヒーローになった気分もあったし、僕にとっては居心地のいい場所だった。
僕は人と話すのが苦手だったのもあり、周囲からはクールだと思われていたと思う。
ほとんどの女子が僕を避けていましたが…
中にはそんな僕の性格が好きなのかはわかりませんが僕に対し好意を抱いていた女子も僕はわかった。
(クラスで噂になったらマズイ。)
僕はすぐにそいつらを“蹴り”倒す事にした。
いつも小学生の時は女に対してそうだった…
蹴られた女は始めは笑っていたけどみんな最後には泣いていた。
僕は別にどうとも思わずに逆に腹が立った。
でも、今考えればそれが僕にとって女に対するせめてものやさしさだと感じます。
どんなにみんなに嫌われようが、嫌われれば嫌われる程、僕はもっとみんなに嫌われたい気持ちが増した。
そして日々みんな避けて行く…
けど世の中には必ず自分と似た奴がいるものだ…
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