第一話から転校

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「それじゃあ、教室に行きましょ♪ハァハァ」 ――気のせいじゃなかったですね。俺の貞操大丈夫かなぁ♪ 先生のあらい息を聴きながら確信した。 「高野先生、教室って何処なんですか?」 「貴方のクラスは2‐3よ」 ――先生、ハンカチがもう真っ赤ですね。 先生の鼻にまだある白から紅になったハンカチを見つめながら、教室に向かった。 「此処よ。合図したら入ってね」 そういって先に教室に入って行った。 ――先生、ハンカチいつまで鼻にやってるの? そんな事を思っていたら先生の声がした。 「はい、皆さん♪ 今日はこの教室に転校生がきます」 ざわめく教室。 「マジかよ」 「男の子、女の子?」 「可愛いかな」 「ハイハイ皆さん静かに。 転校生はとっても可愛いわよ♪ほら私の鼻血付きハンカチが証拠よ」 ――先生そんなもん見せんなよ。 実は廊下から先生の変態ぶりの行動をしっかり見た。その時だった。 「入って来て下さい」 先生から合図が出た。 「おっ、やっと合図がでた。そんじゃ入っか」
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