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「それじゃあ、教室に行きましょ♪ハァハァ」
――気のせいじゃなかったですね。俺の貞操大丈夫かなぁ♪
先生のあらい息を聴きながら確信した。
「高野先生、教室って何処なんですか?」
「貴方のクラスは2‐3よ」
――先生、ハンカチがもう真っ赤ですね。
先生の鼻にまだある白から紅になったハンカチを見つめながら、教室に向かった。
「此処よ。合図したら入ってね」
そういって先に教室に入って行った。
――先生、ハンカチいつまで鼻にやってるの?
そんな事を思っていたら先生の声がした。
「はい、皆さん♪
今日はこの教室に転校生がきます」
ざわめく教室。
「マジかよ」
「男の子、女の子?」
「可愛いかな」
「ハイハイ皆さん静かに。
転校生はとっても可愛いわよ♪ほら私の鼻血付きハンカチが証拠よ」
――先生そんなもん見せんなよ。
実は廊下から先生の変態ぶりの行動をしっかり見た。その時だった。
「入って来て下さい」
先生から合図が出た。
「おっ、やっと合図がでた。そんじゃ入っか」
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