第一話から転校

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  「母さん何言っちゃってんの!? 今日転校って、今通ってる学校はどうすんだよ!!」 ――嘘っぱちこいたらただじゃおかないよママン。 頭の中で母を〇〇〇のことなど想像する。 「もう行かなくていいのよ♪」 「近いの此処から!?」 ――遠かったらどうやって行くの!?俺、スーパーマンみたいな能力ないよ!ドラ〇もんみたいなタケ〇プターとかど〇でもドアなんて未来の道具持ってないよ!! 母のせいで妄想が膨らむ実。 「大丈夫よ。前の学校とほとんどいっしょ♪」 「父さんの了解は?」 父は今海外で仕事している。 「ちゃんと了解取ってあるわよん♪」 「転校先の了解は?  制服は?」 ――なんか質問めんどくなったな・・・♪ 「大丈夫よ!  全部やってあるから♪」 ――校長、悩殺したな~ママン♪ 心の中でそう思った次の瞬間。あることを思いだし、実の顔が暗くなった。 「一つだけ・・・また俺、女だって言われるんだけど・・・」 そう、実は母の美貌を受け継いでしまい、女と間違えられていた。 ずっと前、実は街中を一人で歩いている時、高校生に〇〇〇ヤラされそうになった。 何とか、持ち前の運動神経で逃げた。 ――パパンの子でよかった♪
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