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「母さん何言っちゃってんの!?
今日転校って、今通ってる学校はどうすんだよ!!」
――嘘っぱちこいたらただじゃおかないよママン。
頭の中で母を〇〇〇のことなど想像する。
「もう行かなくていいのよ♪」
「近いの此処から!?」
――遠かったらどうやって行くの!?俺、スーパーマンみたいな能力ないよ!ドラ〇もんみたいなタケ〇プターとかど〇でもドアなんて未来の道具持ってないよ!!
母のせいで妄想が膨らむ実。
「大丈夫よ。前の学校とほとんどいっしょ♪」
「父さんの了解は?」
父は今海外で仕事している。
「ちゃんと了解取ってあるわよん♪」
「転校先の了解は?
制服は?」
――なんか質問めんどくなったな・・・♪
「大丈夫よ!
全部やってあるから♪」
――校長、悩殺したな~ママン♪
心の中でそう思った次の瞬間。あることを思いだし、実の顔が暗くなった。
「一つだけ・・・また俺、女だって言われるんだけど・・・」
そう、実は母の美貌を受け継いでしまい、女と間違えられていた。
ずっと前、実は街中を一人で歩いている時、高校生に〇〇〇ヤラされそうになった。
何とか、持ち前の運動神経で逃げた。
――パパンの子でよかった♪
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