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悪夢だった。
それから目覚めると、心臓が圧迫されて、鼓動がいつにもなく増していた。嫌でも、生きてる心地を実感する。
朝の日差しが、カーテンの隙間から覗き込んで、僕を眩しさで刺す。
この光を受けて、まどろみから覚醒すると、後悔が重くのしかかる。
また、僕は目覚めてしまったのだ。
夢でも、現実でも、悪夢のようなものだった。現実でも本当は夢であるのなら、早く覚めてほしい。
こんな後悔と、苦しみから解放されるのなら。どうか、すべてが夢であればいいと思った。
嫌でも、1日が始まり、1日が終わる。
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