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あなたにつけたわたしの爪痕
いまも背中に残ってますか?
「夢がみたいんだ」
そう云ってあなたは旅立った
プラットホーム
泣きじゃくるわたしを抱いて
あなたは優しく囁いた
「背中の痕が消えるたび、
俺はお前に逢いにくるから」
あなたにつけたわたしの爪痕
早く消えて無くなって
でないとかれが戻ってこない、
どれだけ時間が経っただろう
あなたはひとつも戻ってこない
刹那たりともわたしはあなたを忘れないのに
あなたはわたしを忘れたかしら
春夏秋冬
日々はそれでも過ぎてくの
あなたのいない日々
わたしは爪を伸ばさない
あなたの背中に同じ痕つけるために、
あなたにつけたわたしの爪痕
どうかおねがい
早く消えていなくなって
春夏秋冬 季節は巡る
春夏秋冬 時間は過ぎる
春夏秋冬 陽が昇る
春夏秋冬 陽が墜ちる
あなたのつけたわたしの爪痕
もう消えて亡くなった?
どうかおねがい
あなたの爪痕
早く消えて
わたしからいなくなって、
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