カササギ

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7月7日に雨が降ると、天の川が増水して、川を渡れなくなってしまいます。   2人が一年振りの再会を果たすことができずに、嘆いておりますと、不憫に思ったカササギ達が、自分達の体を橋がわりにして、2人を渡して会わせてあげるのだとか!   カササギ、いいヤツやなぁ!   この話は百人一首の中にも登場します。 大伴家持の   かささぎの 渡せる橋に 置く霜の 白きを見れば 夜ぞ更けにける   大まかな意味は、天の川が霜が降りたように白くハッキリ見える日は、「あそこにカササギが橋をかけるのかぁ!」なんて考えてるうちに、夜がふけちゃうんだよなぁ!   ぼ~っとしたオッサンの詩ですね!   しかしである! カササギが日本に来たのは、1592年あたりなので、戦国時代の末期、大伴家持は奈良時代の人なのだ!   ???   奈良時代には『七夕伝説』はもう伝わって来ていたので、どうやら大伴家持はカササギの実物は知らなかったみたいね!image=130144872.jpg
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