15人が本棚に入れています
本棚に追加
7月7日に雨が降ると、天の川が増水して、川を渡れなくなってしまいます。
2人が一年振りの再会を果たすことができずに、嘆いておりますと、不憫に思ったカササギ達が、自分達の体を橋がわりにして、2人を渡して会わせてあげるのだとか!
カササギ、いいヤツやなぁ!
この話は百人一首の中にも登場します。
大伴家持の
かささぎの 渡せる橋に 置く霜の 白きを見れば 夜ぞ更けにける
大まかな意味は、天の川が霜が降りたように白くハッキリ見える日は、「あそこにカササギが橋をかけるのかぁ!」なんて考えてるうちに、夜がふけちゃうんだよなぁ!
ぼ~っとしたオッサンの詩ですね!
しかしである!
カササギが日本に来たのは、1592年あたりなので、戦国時代の末期、大伴家持は奈良時代の人なのだ!
???
奈良時代には『七夕伝説』はもう伝わって来ていたので、どうやら大伴家持はカササギの実物は知らなかったみたいね!
最初のコメントを投稿しよう!