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―ピーンポーン
「はーい。あ、果穂ちゃん!いつもごめんねー。馬鹿光の為に…。」
これは光のお母さん。
「大丈夫だよ。いつもの事だもん。それよりおばちゃん早く行かないと遅刻しちゃうよ。もう時間でしょ?」
「あ、そうだった!じゃー、光の事よろしくね!行ってきまーすっ!」
―バタンっ!
……おばちゃんは慌てて
玄関をでていった。いつも明るくて優しいお母さんなんだ。
あたしは高橋果穂。
高校二年生になったばっかり。
あ、そろそろ行かなくちゃっ!もー。光のヤツっ!
あたしはドスドスと音をたて階段をあがった。
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