お目覚めの朝。

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階段をあがって左にある部屋のドアに手を掛けた。 ……ガチャ ドアをあけるとやっぱりいつものようにスースーという寝息が聞こえる。 光は顔は悪くない。 むしろ、かなりいいほう。 可愛いともカッコいいともとれちゃうんだ。 髪の色は明るめの茶色。  そう。今寝息をたてて寝ているコイツが、山本光。 「おーい!光??朝だよー?」 光の体を大きく揺さ振る。 が、全然起きる気配がない。 「もー、光!!早く起きないとおいてくよっ!?」 あたしの声は部屋いっぱいに響き渡った。
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