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あれから…
しばらく交換日記の新しい名前を決めるため、知恵を絞っていた兼続、三成、幸村。
しかし、結局いい名前が浮かばず、三人はある人物に頼ることにした。
左「え?俺に何を決めろと仰いましたか?殿。」
三「だから…我らの交換日記の名前を決めてくれと…言っているのだ、左近。」
左「いえいえ、殿。そんな重大なこと左近には決められませんよ。それに、俺は軍略専門なんで、交換日記の名前決めは専門外です!」
兼「まあそう言わないでくれ、島殿。」
幸「お願いします!私達の交換日記の名前を決めていただけませんか?」
左「う~ん…決めてあげたいのは山々なんですが、やはりそういうものの名前は、関係ない俺が決めるより、ご自分たちでお決めになった方がいいと思いますがね。」
幸「そういうものなのですか…?」
左「そういうものですよ。さあ、分かっていただけたのでしたら、早くご自分たちで名前を決めてやってくださいよ。」
幸「……。」
三「ならば左近、お前も交換日記に参加しろ。」
左「はあ!?何言ってるんですか、殿!」
三「先程お前は“自分はこの交換日記と関係ないから名前をつけられない”と言っただろう?」
左「ええ。言いましたよ。」
三「ならば左近を交換日記に関係のある人物にすればよいのだ。…だからお前を交換日記に参加させる…と言ったのだ。」
左「……ちょっと殿、それは勘弁……」
兼「それは良い考えだ、三成!」
幸「参加人数が増えれば、賑やかになりますね♪」
左(もう参加させられることになっている…ι…ああ、最悪だ。)
こうして左近も、この交換日記に(無理矢理)参加することになったのだった。
つづく→
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