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でかい存在
俺の昔っからの憧れ
どんなヒーローよりも
どんな芸能人よりも憧れを抱いてる人
良い所も悪い所も全部含めて憧れてるんだ
ちっさな頃から体を張って俺を守ってくれてる
どんなちっぽけな相談にものってくれる
その生き方で引っ張ってくれる
でかくてたくましい頼りがいのある背中
いっつも周りの事ばっか考えてる優しすぎる頭
さしのべてくれる温かい手
憧れ、そして真似しても届かない存在
一緒にいるときは自分まで強くなった気分になっちまう
俺の兄貴はそんな男だ
昔っから友達が多くて更には俺の友達とも仲良くなってる
どんだけ顔広くなってんのやら
兄貴は格闘で自衛隊で鍛えた体…心を持ってる
大切な者を守り
身をもって導き
人を尊敬し信じるまっすぐな目、心、姿勢
美化し過ぎかな
けど俺は兄貴馬鹿だから仕方ない
とりあえず俺にとって最高の男だって事
勿論こんな事は言った事はない
恥ずかしいからね
まぁ…こんだけ俺が凄いって思ってる兄貴
上司には何かと注意されたり親にも言われてる
自分にとってどんなに凄い人でも完璧ではないからね
けど常に上を目指して向上していく姿は一番カッコイイんだ
そんなこんな思ってても兄貴に憧れだけではなくて劣等感だってある
いっつも守られてばっかだったから
いつかは追い抜いて
俺が支えて守ってやれるくらいになりたいって思ったりもする
それは…
俺が幼稚園児で兄貴が小学校の年中の頃
デパートの屋上の遊び場で複数の相手に俺が捕まった
代わりに兄貴が沢山殴られた事があった
悔しかった
兄貴は強いのに俺のせいでってね
兄貴の優しさが嬉しかった
けど自分の非力さを呪った
体も心も強くありたい
俺が格闘を始めた一番の理由
本当の理由
二度とあんな目にあわせたくない
兄貴も悔しかったはずだから
もし逆の立場だったら俺も殴られてたから互いの気持ちが分かる気がする
何でか顔や体つきは全然似てないのに…考えが似る兄弟
まぁ長くなったけど兄貴の事が大好きで感謝してるってこと
これ以上は恥ずかしいし…この先は会った時に呑んだりしたら言うんじゃないかな
これからもよろしく
未熟な弟からの感謝をこめて兄貴に
ありがとう
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