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視線だけを反らしながら、ねだるように声を漏らす。
骸は恭弥の反応を愉しみながら、拘束具に手を伸ばし外していく。
全て外され身軽になった恭弥を包み込むように抱き締めた。
「痛かったですか?」
それだけを聞くと、恭弥の返事も聞かずカッターシャツのボタンに手をかける。
現れた肌は、カッターシャツに負けず劣らず白かった。しかし、薔薇のような色も点々と残っていた。
「む…くろ……。」
恭弥は骸を誘うように甘く繊細な声を出す。
それに答えるように、骸は恭弥に覆い被さった。
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