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再び回想の世界に入り込んでしまった骸の左頬を何かが抓んだ。
驚いて目を見開くと、恭弥がすねたような顔で骸を見つめている。
その目があまりにも可愛らしくて、骸の性欲はより貪欲になった。
「そんなに欲しいんですか?全く恭弥は淫乱ですね…」
妖艶な笑みで見つめると、恭弥は顔を赤く染め反らした。
「顔を反らさないで下さい。」
顎を手で強く掴み、鋭い視線を向ける。
「骸……」
骸の視線を恐と感じながら、名前を口にする。
「なんですか?」
態と焦す様に聞くと、骸の首に抱きつく風に腕を絡めてきた。
「早く……して………。」
恭弥の発言にまた驚かされる。
「おゃ…何時にも増して積極的ですね。」
言ったと同時に恭弥自身に触れ、優しく扱く。
「…はぁ…ん……。」
快楽に身を攀じり恭弥の背が弓になる。
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