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フッチ:「とりあえず…勝てよ?」
イアン:「任せろ!」
イアンはフッチにそう返すとオルセインに向き合った。
イアン:「これで心置きなくやれるってもんだ!」
イアンは炎忌刀を体の前で縦に構えた。すると、イアンの周りに大量の魔力が溢れ出した。
イアン:「我が刃に封印されし暴君よ…汝、魔を糧にその身を晒し我と共に罪を償え…来たれ!一鬼…怨(オン)!!」
オルセイン:「うっ!!」
イアンが詠唱を終えると同時に、巨大な火柱が現れてイアンを包んだ。その熱量に耐えられず、オルセインはステージの端まで距離を取った。
しばらくすると火柱がじょじょに小さくなり、人影が見えてきた。
イアン:「さてさて…試合再開といきますかぁ…」
??:「おっしゃ!任せろぉぉぉ…って!旦那ぁぁぁ!?ボロクソじゃねえか!!」
火柱が完全に消えるとそこには相変わらずボロボロのイアンとイアンより少し身長が高く、ロングの赤髪をもった男性が立っていた。
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