3人が本棚に入れています
本棚に追加
「皆さん!」と、大きな声が日本中のテレビから緊急放送として流れた。内容は…
「皆さん!これより、日本国民のことを考え、全ての公共機関を民営化したいと考えています!なぜなら、公共の機関だと日本は借金まみれで潰れてしまいます。そうならない為にも、競争により利益を上げる民営化計画を決めたのです。しかし、残念ながら全ての公共機関を民営化したので、今の国債は無効になりました。では、国民の皆さん、頑張って下さい!」
その放送の直後、国会議事堂がショベルカーで潰されるシーンがテレビに映った…。私は混乱した。
「どういうこと…?」私は一言いうと思い出した…私、国債を100万程持ってる…
怒りが私の全身を駆け巡った…。私は思わず叫んだ…
「政府のバカ野郎~!ゎたしの100万、かぇしゃがれー!」
その声は私の小さな部屋に響いた。でも100万円が戻ってくるわけではなかった。私は100万円を取り返すため、政府に抗議の電話をすることにしたが、電話はいつも
「ピー、ピー」
としか鳴らなかった。私は新たな行動を起こす事を決意した。
第2章に続く…
最初のコメントを投稿しよう!