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「奴はどこに行った!?」
男達が慌てて大きな白い外壁の建物から飛び出してきた。
「あれは必ず我が国を勝利へと導く…必ず見つけ出せ!!」
「行くぞてめぇら!仕事だ、ターゲットは白い子供の龍!とっとと探せ!」
おそらく隊長であろう屈強な体つきの男が指揮している捜索部隊は白い子龍を探しに森へと散っていった。
「ここまでくれば…大…丈夫…かな…?」
森の中で白い子龍はふらふらと歩いていた。
「あの男達の声も…聞こえ…ない…し……」
声にも力がなく、途切れ途切れになっていった。
「そろそろ…げん…か………」
木の根元で倒れこみ、それきり白い子龍は動かなくなった。
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