プロローグ

4/4
前へ
/45ページ
次へ
「逃げられるとは情けないねぇ……龍の力を侮るからいけないんだよ?全く…まぁ、『彼』に頼めばいいか……」 そう言って男はうっそりと笑った。 男は無線機を取り出すと、どこかへ連絡を始めた。 「…やぁ、元気かぃ?NO.777。……元気そうでなによりだ。ひひっ。…いやなに、今回はちょっとした探し物さ。うちから白い子龍が逃げてね……あぁそうだ。流石に物分かりが早くて助かるよ…………あぁ、それじゃあ頼んだよ。ひひっ!」 無線機を仕舞うと、男は薄暗い部屋から出て行った。
/45ページ

最初のコメントを投稿しよう!

22人が本棚に入れています
本棚に追加