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「逃げられるとは情けないねぇ……龍の力を侮るからいけないんだよ?全く…まぁ、『彼』に頼めばいいか……」
そう言って男はうっそりと笑った。
男は無線機を取り出すと、どこかへ連絡を始めた。
「…やぁ、元気かぃ?NO.777。……元気そうでなによりだ。ひひっ。…いやなに、今回はちょっとした探し物さ。うちから白い子龍が逃げてね……あぁそうだ。流石に物分かりが早くて助かるよ…………あぁ、それじゃあ頼んだよ。ひひっ!」
無線機を仕舞うと、男は薄暗い部屋から出て行った。
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