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その夜、時渡中学校の裏山でうごめく人影がひとつ……
「ぐへへへ……ここが標的が住む時渡町か……」
白い服に黒ズボンの身長180センチ100キロはあろう大男が夜景を眺めていた。
その大男はおもむろに標的の写真を取り出して確認した。
「こいつが標的か……真っ二つにしてやるぜ……」
大男はそうつぶやくと、右手をかざし気合いをいれ始めた。
「うおおおおお!!」
すると、大男の右手の甲に『斧』の文字が浮かび上がった。
ズバ!!
そして、標的の写真を上に放り投げると、まるで刃物になったかのような右手でその写真を切り裂いてしまった。
その切り裂かれた標的の写真には夢見あかりが写っていた。
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