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ドカ！！
その攻撃はあかりの真横の地面を砕いた。
「フフフ……次は直撃させてやる」
「ち、ちょっと待ちなさいよ。あ、あなた一体何者なの？」
「俺は『斧』の『シュリパー』大野イタチ様よ。お嬢ちゃんには何の恨みも無いが、これも仕事なんでな……おとなしく真っ二つになって貰うぜ！！」
（こ、こいつがカケルの言っていた『シュリパー』……に、逃げなきゃ）
そう思うあかりであったが、恐怖で体が動かなくなってしまった。
「ぐへへへへへ……死ねー！！」
「キャーーー！！」
ドカ！！
「任務完了……」
しかし、そこにはあかりの姿は無かった。
「な、何！！ どこ行きやがった……？」
「ここだ」
イタチが声のする方へ振り向くとカケルがあかりをお姫様抱っこして立っていた。
「何だ貴様は……？」
「俺か……？ 俺の名は遠木カケル、人呼んで……」
『時空探偵カケル！！』
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