FILE1 夢見あかり

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時渡中学校の近くにある時渡公園。 そこのベンチにテストで30点とって家に帰りづらい、さっきの少女が座っていた。 「しばらくここで時間つぶして行くかな……」 そんな少女の視界に砂場で砂のお城を作って遊ぶ父子の姿が入った。 「ほーら、たけし!! 立派なお城が出来たぞー」 「わあー、パパすごーい」 少女はそんな父子から目をそらし、空を見上げた。 (天国のお父さん、元気かな…… 私の名前は、夢見あかり。 私の父、夢見つよしは私が4歳の時に殉職してしまったの…… 父を殺した犯人はまだ捕まってないみたいだけど将来、私が刑事になって捕まえてやるんだから!!) 「おい」
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