FILE2 遠木カケル

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殉職したお父さんの事を思い出していたあかりがその声に反応して隣を見ると、一人の青年が座っていた。 (え、いつの間に?) 青いジャンパーに黒ズボン、歳は20歳前半といった所か。 (近付いて来る気配もなかったのに……) その青年は続けて口を開いた。 「夢見あかりだな……?」 「え……どうして私の名前を……?」 「ひとつだけ忠告しておく。明日は家から出るな」 「な、何で……あなたは一体何者なの?」 「俺の名は遠木カケル、人呼んで……」 『時空探偵カケル!!』
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