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「こ、これは一体!?」
「この能力を持つ者達は『シュリパー』と呼ばれ、手の甲に浮かび上がる文字に関係した力を発動させる事が出来る。
俺のは『時』だから時間移動……過去や未来に行ける能力。今のは、3分後の未来に移動したというわけさ」
「そんな事が……」
「ああ、つまりはその『シュリパー』達にお前が狙われてるから俺が助けに来たのさ」
「うーん、やはりにわかには信じられない話だけど……」
「まあ、信じる、信じないはお前次第だ。確かに忠告はしたからな。じゃあな!!」
カケルはそういうとその場を後にした。
「あ、待って!! まだ聞きたい事が……」
しかし、その声はカケルの耳には届かなかった。
(私が狙われてる……本当の話かしら?)
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