~始~

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意地悪な雪。 『松本ぉ!!!!』 ったく・・・結局全部俺がやるんじゃねぇか・・・ どうせ京楽と酒でも飲んでるか 伊勢達と「なんとか協会の集まり」とかだろう。 『失礼します。第四席秋野咲、入ります』 明るい声が執務室に飛び込んできた。 『咲か。入れ。』 『はい!』 扉が開き、笑顔で入ってくる。 『どうした?何かあったのか?』 『いえ・・・さっき「松本ぉ!!」っておっしゃってたので』 『あぁ・・・何かあったかと思わせたか?』 『また隊長、乱菊さんに逃げられたんだと思って手伝いに』 いたずらに成功した子供のような笑顔を向けてくる。 『・・・なんか納得できねぇ・・・』 『いいじゃない・・・二人っきりでうれしいでしょ?』 『それはお前だろ?』 『え?私は冬獅郎が「会えなくて寂しいなぁ・・・」って寝言で言ってたから・・』 『言ってねぇ!!』 『あはは』 ・・・むかつく笑顔だが・・・ 『じゃあ帰ってもいいんだね?』 『・・・お前・・・からかいたくて来たろ・・?』 『うん!』 ・・・ぷち。 『霜天に座せ・・・』 『わぁぁ!うそうそ!うそです!』 『・・・何か足らなくねぇか?』 『・・・』 『霜て・・・』 『ごめんなさい!!もうしません!!日番谷隊長様!!』 『よし。』 『あぁ・・・怖かった・・・』 『じゃあ・・・この書類、処理するの手伝え。』 『えぇ~・・せっかくいちゃちゃ出来ると思ったのに・・・』 『いちゃいちゃとか言うな。』 『うぅ~・・・』 『ほら・・・早くこれ持って俺の部屋行くぞ。』 『はぁ~い・・・・・・え・・・?』 『え?じゃねぇ。ほら、置いてくぞ。』 『ま・・・待って!』
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