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ガイダンスも一段落つき、二人は学食でご飯を食べることにした。
なぜだか隆文の頭の中には、あの美咲のはにかむ笑顔が残っていた。
「…………ふみ?隆文ッ?」
急に勇治に名前を呼ばれ、隆文はすこし驚いた。
「なっ、なんだよ急に?!」
「いや~、一人で口開けながらぼけ~ッとしてっからさ、ますますあほになったかと思ってさ(笑)」
「………あっそ。」
とだけ隆文は呆れながら答えた。
いつまでも頭の中にある笑顔を思い出し、
「名前聞けばよかったな~。」
などと隆文は考えていた。
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