二章 出会い

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ガイダンスも一段落つき、二人は学食でご飯を食べることにした。 なぜだか隆文の頭の中には、あの美咲のはにかむ笑顔が残っていた。 「…………ふみ?隆文ッ?」 急に勇治に名前を呼ばれ、隆文はすこし驚いた。 「なっ、なんだよ急に?!」 「いや~、一人で口開けながらぼけ~ッとしてっからさ、ますますあほになったかと思ってさ(笑)」 「………あっそ。」 とだけ隆文は呆れながら答えた。 いつまでも頭の中にある笑顔を思い出し、 「名前聞けばよかったな~。」 などと隆文は考えていた。
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