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この期間を潜伏期間と言い、短くて半年くらい、長い場合は15年以上の場合もあります。
潜伏期間を過ぎると身体の免疫力が徐々に低下し、様々な病気が発症します。この状態をエイズと言います。
初期症状として多くみられるものは、口腔カンジダ症が多く、不明熱、体重減少、寝汗、全身倦怠感などがあり、多くの場合、これらの初期症状の後にエイズが発症します。
日本では、カリニ肺炎が多いため、発熱、咳、痰、息切れなどの呼吸症状が最も多くみられます。
エイズの治療法 発症してしまったエイズを完全に治す方法はいまだ見つけられていません。
従って、エイズを発症しないためにHIVの増殖を最低限に抑える必要があります。
プロテアーゼ阻害剤とヌクレオシド系逆転写酵素阻害剤(2剤の組み合わせ)の3剤併用療法によるウイルス量低減方法が現在奨められています。
ウイルスの増殖を抑えるということには、発症確率を下げるということはもちろん、ウイルスが増殖を繰り返すことにより変異体が生まれる確率を下げる効果もあります。
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