旅立ちの花びら

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  いつも みんなの笑顔があった 泣いたり 怒ったり ケンカもした   何かに向かって ただ走ってた 手探りの 答え 探してた     通い慣れた この道も 今日で 歩き納めかな   あの広い空は見ていた 変わりばえのない 特別な日々を     サクラ舞う風が 優しく包む 別れのときを 旅立ちとともに   この花びらは 始まりと終わりを 全て知っていたんだろう       いつも 一緒に 話してた たわいもないことで 夢中になった   日だまりのような 毎日が ずっと 続けばいいと思ってた     うまくいく日も ダメな日も 声を枯らして 頑張った日も   サクラの木は見ていた 甘酸っくて 淡い恋も     別れの調べが 聞こえてくる それぞれの道の 旅立ちとともに   思い出の数だけ 流れる涙は 新しいスタートに繋がるんだ       流れ行く 年月の中で 出会えた仲間達への 笑顔でかわす 「さよなら」は 最高の感謝のコトバ       サクラ舞う風が 優しく包む 別れのときを 旅立ちとともに   この花びらは 始まりと終わりを 全部知っていたんだろう
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