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…まさしく私の車…
間違いない…
すべてが同じ車は日本中探してもないはずだ…
レスキュー隊がその車のドアを切断し、開けた…
…瞬間………………
頭が割れ、脳が飛び出し、顔がグシャグシャ、上半身骨折したと見られる女性が…
…思った…
…もしかして…私か?
外から聞こえて来た。
「あ~…即死だな…免許…免許…秋田県男鹿市…」
私の住所…
私の名前…
私と同じ服…
頭が真っ白になった…
そして…お婆さんに話しかけた…
「…これって…」
「…私を乗せなければ…こう言う事になってたよ…」
「…えっ?」
お婆さんの方へ振り向いた…
…お婆さんは消えていた…
事故現場に目をやると…
事故現場はもうなくなっていた…
ただ…ただ…濃く深い霧が漂っていた…
引き返そう…
きっとキツネか何かにダマされたんだ…
引き換えそうとした瞬間…
母校のバス停の前…………………
…あ…
助かったんだ…
母校からまた元の道に戻ると、普通に通れるようになっていた。
最初に事故があったから通れないと言われたトンネルに差し掛かった………
頭の中にキ------ンと言う金属音と共に、
「……60年後に鏡を覗いてごらん…私が見えるはずだよ……」
………未来の自分………
それが本当かどうか分かりませんが…
確実な所があります。
それは…今の自分が確実にそのお婆さんと同じニオイがする所と、スナックの件…
不思議な体験でした…
未来の自分に出会う…
あなたは信じますか?
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