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ある夏の暑い日…
お盆も近く友達も帰省の都につく…
そんな中、一通の電話…
地元の友達からだ…
「今みんなでいるから来ないか⁉」
友達の家は温泉郷の近くにあって、たまに遊びに行く。
当然夜になると宴が始まるわけで…
近くの酒屋に買い出しに行く。
そろそろ酔いも廻った午前12時頃…
「なぁ…そろそろ盆だしよ…肝試しさいかねが?」
折も悪く…近くに心霊スポットが…
男鹿プリンスホテル…
イヤだと言う私を無理矢理車に詰め込み、向かった…
いつ見ても気持ち悪い…
「おめ、待ってれ✋屋上さ行ったら手ェ振るがら👍」
「ち💦ちょっと待てよ💦💦💦」
バタン……………
一人かよ…
ん?
なんだ…空気が重い…
ほんの1分が何時間にも感じられる…
2~3分経った頃…
般若心経…
必死に唱えた……
5~6分後…
携帯が鳴った…
ん?非通知?
少し違和感を感じたがイタズラかと思い…
もしもし…
何も返事がない…
誰だ?
また返事がない…
○○か?××か?誰なんだ?イタズラしてんのは分かってるんだや!!!
…しばらくすると…
……コ…ラ………シテ……………
ん?何?はっきりしゃべれ!
………コカラ………シテ………
なにやってんなや…早く屋上に行けよ…
………ココ…カラ…ダシテ……………
聞こえて来たのは小学4年生位の女の子の声………
早く出てこいよ…塚…何や?ココカラダシテって!まずいいがら早く来なさい!あ~君達!ちなみにこの声は録音機能が付いているため録音しておるぞよ👍
てっきりイタズラだと思い込んでいた…録音機能は付いているものの録音はしてなかった…
あの瞬間までは…………
つづく
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