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あれから何分経ったのか分からない…ただただ…ひたすら待ち続けた…
ふと…屋上を見る…
手を振ってる…
あ…屋上着いたんだ…早く来ないかな…
またひたすら待つ…
ふと…携帯が気になり着信を見ると…
秘痛知
ん？秘痛知？おかしいな…普通…非通知だやな…
ｺﾝｺﾝ…
あ…友達…
ヤベェ💦💦💦屋上さ行くと思ったら何回階段のぼっても辿り着けねぇんだよ💦💦おがしぐね⁉
ん？なしてや？
したって階段のぼっても二階さ戻るっけおん💦💦塚よ…おめ…なして電話さ出ねなや⁉
は？オメがだこそ何や…ｺｺｶﾗﾀﾞｼﾃ…って！
あ⁉…何⁉何の事だ⁉
携帯を見せると…
録音もしていないし再生ボタンも押してないのに…いきなり…
再生された…………
入っていたのは友達の声と………
かすかに聞こえた…………
…………ｺｺｶﾗﾀﾞｼﾃ…………
の声だった…
私の声は一切入ってない…
なんだ…なんなんだ？
何度も何度も再生される声……………
一気に酔いが覚めた………
携帯を真っ二つに折った………
折ってもまだ再生される…
…………ｺｺｶﾗﾀﾞｼﾃ…………
の声………
気持ち悪い…強烈な吐き気と寒気、倦怠感に………
タマシイを抜かれる感じ…………
あ…私…連れていかれる………
ﾊﾟ------------ﾂ………………
後ろから光のスジが……………
不動明王…………
御主を助けに来た………気を許すな！しっかり持て………
御不動さんが………
ようやく記憶が戻り辺りを見回すと………
車の中だった…
友達は………
早く出せよ…
みたいな感じでガタガタ震えてる…
エンジンがかからない…
自然に真言が…
…ﾉｳﾏｸｻﾝﾏﾝﾀﾞ………
あれ？これは御不動さんの真言…
その瞬間エンジンがかかり、移動した。
ヤバかった…
死ぬところだった…
つづく
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