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ダダダダダダダｯ!
｢やばい‥やばい‥!!｣
今校内の階段を全速力で駆け上がっているのは
青井 和志(あおい かずし)だ。
和志｢あー!!後２秒でホームルームが始まっちまう‥｣
和志はバスケ部に所属しており、今朝練習を終えたところである
しかし終えるのが遅すぎた
和志｢はぁっ‥はぁっ‥!!｣
なぜこんなに急いでるのかというと和志のクラスの担任である田中 勇(たなか いさむ)はホームルームが始まる８時半には既に教室にいて、その時点で教室にいない生徒はげんこつと放課後の反省文が待っているからだ。
和志にとっては死ぬほど嫌なものらしい。
キーンコーンカンコーンキーンコーンカンコー…ガラガラッ！！
和志｢はぁはぁ…何とか間に合ったぁ…｣
安心したのも束の間
勇｢ばぁかもん！！なにが間に合ったぁだ！ ８時半には席についておけと何度言わせるんだ！｣
勇の怒声が飛んだ
和志｢うっ…すいません…｣
どよっ
クラスに笑いが起きる
勇｢…まあいい、今回だけは許してやる。｣
和志｢あ…ありがとうございます…｣
ﾍﾟｼｬ
安心したのか和志は体中の力が抜けて床に座りこんでしまった
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