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家に戻ろうとした帰り道、一人の女性が横切った。
それ自体は何もないのだが、その女性の後ろに一定の距離を保った男とすれ違う。
異様な感覚に襲われる。
普通ならただ一緒の同じ道というだけで処理されるのだが、男の足音が聴こえないのだ。
革靴なのに。
踵から先に地に着ける。
相手は素人では無い事が確信出来た。
悟られない様に違う道から監視する。
辺りは段々ネオンに包まれて行く。
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