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勢いよく廊下に出る。
辺りは既に死体で沈黙していた。
たった一カ所開いているドアに向かう。
すぐに近くまで行くとカッティングで中を確認する。
その瞬間褐色のニット帽がナイフを突きつけ俊哉に突進して来た。
「へへっ。やっぱりお前素人じゃないなぁ。刻みがいがあるぜ。」
お前は笑みを浮かべて楽しそうに話す。
中を少ししか視認出来なかったが、銀髪ともう一人いるみたいだ。
コル・スコルピオの情報が絶たれそうな感じがして俊哉は思考を巡らせる。
「俺を見ないと死んじゃうぞ!!」
気づいた時には男が目の前まで距離を詰める。
ジャギャッ
刺し込もうとするナイフをイーグルで捌く。
男が体勢を変える瞬間に俊哉は腹に膝蹴りを沈ませる。
男も衝撃的を和らげる為にバックステップで回避。
下がる間にナイフを持ち替えてスライドさせる。
首に力を入れナイフを紙一重でかわす。
お互いの場慣れが決着を長引かせる。
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