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「なる程。そんな事があったのか。私も銀髪の男、ハイヴという名について少々調べてみたよ。」
俊哉から経緯を聞いて暫し考えながら口を開く。
俊哉もその返答に息を呑む。
「正直ハイヴという名前は犯罪、軍、警察関係にはいなかった。
しかし、昔とある村、カナリアという所に生存していた唯一の子供がハイヴという銀髪の少年だった。そこに何かあるかも知れない。」
「そのカナリアという所に何があったんですか?」
気になるフレーズに俊哉が質問した。
「コル・スコルピオが大々的な実験場に選んだ一つにカナリアの村があった。
麻薬、殺し方、生体実験…。
他の村にも生き残りはいたみたいだけど。」
空気が少し沈黙を増す。
その空間を取り払う様に恭一郎が続きを話す。
「とにかく、まずはコル・スコルピオとハイヴという男のグループを同時に捜査して行こう。」
すぐさま恭一郎は俊哉に身支度させ病室を出る。
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