守りたいもの

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家に帰った紘一郎は落ち込みかけの気持ちを止める 家に入る前に自分に喝をいれいつものテンションになった 「花美ぃ~パパが帰ったぞー」 嫌がりながらも、かならずおかえりと迎えてくれる娘はいない・・・ 部屋にこもって出てきてくれない花美に呼び掛けた 「花美ー、反抗期くらいは許してやる!怒らないからでてきなさい」 返答はない・・・ いつもなら、うるさいなどかならず一言突っ込みをいれてくれるのに・・・ さすがに今回は本気で怒ってるみたいだ・・・ 謝らなければいけないのは自分だが、なぜだか謝ることに抵抗がある たしかに、やりすぎた・・ 花美の自由を俺は無くしていた・・・・ 守りたいと思えば思うほど花美の自由を奪っていたのかもしれない・・・ 怖かったから・・・ あの頃のようになってしまうことが・・・ 怖かったから・・・・  
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