197人が本棚に入れています
本棚に追加
二人は寝て俺は急にまた揺らされ起こされた。
「どないしてん?」
「俺!霊に殺されそうやわ!」
そう言ってまた震えていた。
なんやなんや!またかいな…
ゆっくり寝かせてや…
「それで、どないしてん。またかいな…」
友達は話をしだした。
「お前が寝た後また金縛りにあって、その後…
訳わからん霊に足を引っ張られ天井に引き上げられた。
下を見ると自分が寝てる姿とお前が見えた!俺遊体離脱をしてるみたいやった!
ヤバいと思ったらお前の家のビデオデッキにどこかの札が在るのを見た瞬間に解けて戻った…。」
「その札が欲しい…どこのやつ?」
俺に聞いてきた…
必死の表情で訴えてきた。俺は経験ないしピンとこなかった。
って言うか、神社でついでに買った様な…
「あ~これか?これ貴布禰神社のお札やで!」
正月に買ってみようと思い何も考えずに買った札だった。
まさかこんなもんで?
思いながら…
「そうか!じゃ~これ欲しい!連れて行ってや。」
友達はそう言い手に取った。
「そしたら、買うまでとりあえず貸してあげるから部屋に置いとけや!」
と言うと喜んでいた。
俺には理解出来ない。
単なる札だ。しかも何も考えずに買った物。
ひとまず休みの日に貴布禰神社に行くことになった。売ってるのかな?
そう思いながら言ってしまったが…
最初のコメントを投稿しよう!