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「僕の相手はあなたですか」
玄喜は腰の辺りから短剣と日本刀の間をとったような性質の小太刀を取り出した
「さぁ僕の自慢の玄土刃でお相手するよ」
「そんな小型な刀でわしに勝つつもりか」
四星玄武は欧州で作られたタノワールに似た曲剣を2本携えた双剣つかいのようだ
「やってみなきゃわからないわからない」
玄喜はその体の軽量と刀の重量をうまくいかし流れるような攻撃をくりだす
対して四星玄武は曲刀の特徴である受け流しにたけており、さらに双剣の圧倒的な手数で徐々に押し始めていた
「行くぞ四星術 滅土双乱刃」
玄武の掛け声と同時に双剣の片方が土をエグリこちらに石粒てや砂を飛ばしてきながら目潰しを狙い、もう片方は上空から振りおろされ回転しながらの連続した攻防一体の技となっている
「うふぉっやばいぞこりゃ」
ついに玄喜は防ぎきれなくなりその玄土刃を弾き飛ばされた
「どうだ 四星術の威力をみたか 我等四人にかなうものなどいないのだ」
「やれやれ困ったちゃんだなぁ」
玄喜の余裕めいた顔が一転して鋭さをましてきた
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