第5幕 追憶の果て悲しみ

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「いいか? 気を習得したお前たちに一番大事なことを教えるぜよ」  龍馬が得意気な顔で四人に教えている    「気を極めるには自分の中にいる気の性質を宿す獣と契約をかわし自在に操らなければいけない ちなみにわしの獣は麒麟というんじゃ」  麒麟とは伝説上の生き物で姿形は角が生えた馬のようで龍馬にはぴったりだった    「そこでお前たちにこの特別な気をねりこんである紙をさわってもらう するとその様子で気の性質がわかる気に」    「じゃあ私から♪」  といって時尾、不二虎、玄喜、蓮龍の順に触った    紙を触ると時尾は朱雀が、不二虎には白虎が、玄喜には玄武、蓮龍には青龍が紙に写し出された    「ははっやっぱりそうか お前達はなかがいいからな  よし今後東西南北を守護している四神のように四人を四神とよぶきに 頑張って強くなるぜよ」    「はい龍馬さんのために頑張ります」  四人は声を合わせて言った      この時慶応3年(1867年)11月8日    近江屋事件の1週間前であった
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