第5幕 追憶の果て悲しみ

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龍馬は同志の中岡慎太郎と慶応3年(1867年)  11月15日近江屋へはいった    ゴホンゴホン  「ひどいセキじゃのぉ龍馬 最近無理しすぎとるじゃなかよ」  「ははっぬかせ」と龍馬と中岡と同志四人で談笑をしていた    「ところでチクと腹がへったのぉ 慎よシャモ鍋を食いとうないがかよ?」  「おぉええのう」    「では私がシャモを買ってきます」  といい同志二人が近江屋をでた    近江屋に残ったのは近江屋の家族の他は龍馬の護衛約の藤吉と中岡、そして龍馬だけとなった    このころ四人は龍馬の命で桂小五郎の護衛をしていた    「龍馬さんに早く日本の夜明けをみせてやりたいな」  と桂と四人で話をしているときだった    そのときだった    「ぐぁっ なんだ身体中の気が熱い」    「みな長旅で風邪でもひいてるのではないか?」    「よしじゃあ今日はみんな早く寝ようか」    その日は星の見える綺麗な夜空だった   
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