第5幕 追憶の果て悲しみ

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次の日    「龍馬さんが死んだ……?」    四人は桂からその知らせを聞かされた    「龍馬さんが死ぬはずないよ 私たちの師匠なんだぞ」    不二虎が言うが桂は首を横にふった    「犯人は誰なんだ!?」  普段はおとなしい玄喜が声を張り上げる    「それが全くわからないんだよ 手掛りがないんだ」    「ぜってぇ新撰組に違いねぇみんな行くぞ!」    桂がとめようとしたが四人はそれを振り払い京都新撰組頓所に向かった      頓所につくなり  「龍馬さん殺しの犯人でてこい」  時尾が叫ぶ      中から出てきたのは  組長近藤勇だった    四人は威圧に負けそうになったらなんとか踏ん張った    そしてさらにその組員がゾロゾロとでてきた  「なに用だ」    勇の後ろから土方敏三がでてきた    「龍馬さんを殺したのは誰だ俺たちが殺してやる」 玄喜は勇気を振り絞り声をだした   「へへっおもしれぇ 俺に勝ったら教えてやるよ」    原田佐之助が言った    しかしその言葉に逆上した蓮龍が近藤にその大剣をふりかぶり切りかかった
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