第6幕 休息と強襲

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………    「猫とかペットて大体飼い主の後ろを来るもんだよな? それがなぜ先頭を歩いている? しかもさっきの甘えた顔から一転してなんだあの自信に満ち溢れた様子は」    白レンである  飼い主であるはずの蓮龍がついていっている    四人も仕方なく蓮龍についていく    猫の歩く後をだいの大人が四人もついて回るのは一般人からみれば明らかに変人そのものだった    「まってくれよ~白レン~」    そんなこんなで九州に行く前に山口の萩によって行くことにした    桂小五郎の出身地である    四人は今日も白レンの後をついて歩いていた    しかし萩につく手前で当たりが暗くなったので今日は近くの宿に泊まることとなった    白レンはみんなが歩くのをやめるとすぐに蓮龍に甘えだす    このギャップに蓮龍は惚れているみたいだ    「明日には萩につくね お龍さん元気にしてるかな」  時尾が言った    お龍は龍馬が死んだ後萩で暮らしていた    「そうだね早く会いたいね 今日は早く寝よう」    そして四人は眠り入った      深夜    コツコツ    時尾の部屋のフスマを叩く音がした
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