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雪は顔を洗い終え頭を下げる
『じゃあ僕はこれで』
「ああ、」
─ザッザッ
ザッザッ─
雪は山南と別れた後部屋へと戻った
スーッ…
雪は部屋へ入ると刀を柱へかけ沖田の隣で寝巻を脱ぎはじめた
シュルッ
シュッ
パサッ…
着物の擦れる音が響く
シュルッ…
「ん…」
その音に反応をしたのか隣で寝ていた沖田が微かに声をだす
しかし雪は気付かずに着替えを続ける
シュッ
パサッ
…………………………………
ガバッ!!
「んん?!」
響く音に違和感を感じたのかいきなり沖田は上半身をおこした
『あ、おはようございます沖田さん』
「あ…おはようごっ?!!」
バッ!!
沖田は雪と目が合ったがすぐに雪の格好が視界にはいりすぐにそらす
『?どうしたんです?』
雪は首を傾げる
沖田は右手で顔を覆いながら雪を見て
「はっはやく胴着を着てくださいぃっっっ!!!」
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