第一章:閉ざした心

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焦げ茶色の髪の毛。 笑った顔が猫みたいだった。 優しそうな顔。 今の男の人も… …裕也も… って、何考えてんだ、私! いつもそう。 会う男の人みんな裕也との共通点を探したりして… すんなのしても意味ないのに… 時々ふと思う。 私はまだ裕也が好きなんじゃないかって。 でも、もしこの気持ちが"恋"なら、もう二度と恋なんてしたくない。 こんなに、心がちぎれそうになるなら… 「おい、実結!」
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