第一章:閉ざした心

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あの日、私は一人で公園のベンチに座っていた。 辺りは既に真っ暗で… 沈んでいた私の心を一層沈ませた。 ただ涙が溢れてた。 そんな時 「実結ちゃん?」 後ろから声がした。 振り向くとそこには心配そうな顔をした梨乃が立っていた。 「…実結ちゃん?どうし…」 梨乃はふいに私の右手の隣を見た。 私もつられるようにそちらに目をやった。
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