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その夜、深い眠りについたレーツェルは変な世界にいた。
「何だ…ここ…?」
地面には白い靄が出ており、空は灰色に染まっていて、静寂に包まれた世界……。
「……変な場所に来ちまったな…」
頭を掻きながらレーツェルは言った。
「よぉ、やっと会えたな~」
突然声が響いた。
「…⁉誰だ⁉」
レーツェルは剣の柄を掴んで構える。
「おいおい、それは無いだろう~💧俺とお前は一度会った事あるだろう~?」
声はまだ響いていた。
「えっ…?どうゆう意味だよ?」
目の前で黒いつむじ風が起きて中から全身黒い誰かが出てきた。
「誰だ…お前?」
剣の柄から手を離しながらレーツェルは問い掛けた。
「……誰だぁ~?それはお前がよく知ってるじゃないか?」
黒い人物は上機嫌気味な声で応えた。
「……俺が?」
レーツェルには何が何だか分からなかった。
「まぁ、いい……いずれ分かる時が来る…」
黒い人物はレーツェルに近づいていく。レーツェルと黒い人物の間が1メートルになった時奴はまた言った。
「俺は……お前だという事をな‼‼」
「…⁉」
一瞬ヴァーレルの姿が見えた瞬間レーツェルは跳ね起きた。
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