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「誰だ…?」
クラトスは謎の人物に尋ねるが、
「それは後回し‼…ここは私に任せて❗」
声からして女性だった。何かを唱えたら、光を放ちながら周りから六つの槍が出てきた。ヴァーレルは彼女に気付いていない。雲の集約に集中していたからだ。
「何かどうなっているかは分からないけど……黙って貰うわよ‼‼」
両腕を広げて、
「悪しき魂よ、我が槍において鎮まれ‼‼💥」
唱えた瞬間、六つの槍はヴァーレルに向かって飛び出す。そして、ヴァーレルを囲う様に槍が包囲する。
「…⁉何だ、これは⁉💥」
「…ハァッ‼‼💥」
彼女が声を出した瞬間、槍から白光の雷が炸裂する。
「ぐおぉぁぁぁぁ‼💥」
ヴァーレルの叫び声が響き渡る。雷が収まり、ヴァーレルは地面に落下した。
「フゥ…一丁上がり🎵」
彼女は槍を納めるとフードを外す。茶髪のショートヘアに青の瞳をしている女性の顔が出てきた。
「レーツェル‼」
クラトスはレーツェルの元に向かう。
「あぁっ❗ちょっと待ちなさいよ~❗💦」
彼女はクラトスの後を追い掛ける。
「レーツェル❗しっかりしろ…❗」
クラトスはレーツェルを呼び続ける。
「……あれ?」
彼女はレーツェルを見て、少し違和感を感じた。何かが違うと…。
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