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「(これが…さっき暴れ回った人なの?)」
彼女はレーツェルの穏やかな顔を見て、少し疑問に満ちていた。すると、街の人達がどよめき始めた。
「ちょっとやばそうね~……あなた❗私についてきて‼」
彼女はフードを被り直して街を離れる。クラトスはレーツェルを背負って彼女の後を追い掛ける。
街から少し離れた林の中に3人はいた。
「自己紹介がまだだったわね。私はエレナ、情報屋をやってるわ。」
エレナを見たクラトスは、
「まだ子供じゃないか…」
当時エレナはまだ9歳だった。だが、エレナには凄い大人びた雰囲気を持っていた。
「子供で結構❗💨……それより…」
エレナはレーツェルをチラッと見る。
「レーツェルなら心配ない…」
クラトスは落ち着いた様子で応えた。レーツェルは寝ていた。エレナは冷静にレーツェルについて考えていた。
「エレナ…と言ったな……何かあるのか?」
「そういえば…あなたの名前は?」
エレナは名前を尋ねる。
「…クラトスだが……それより、さっき質問したんだが…」
「あ、ごめんなさい❗💦…実はレーツェルっていう子についてなんだけど…」
エレナは真面目な顔をしながら言った。
「彼…二重人格の可能性があるね…」
それは2人にとって衝撃事実だった。
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