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「……フゥ」
とある山道を歩き、開けた丘にたどり着いたクラトス。日は赤く沈もうとしてた。
「そろそろ宿を探さないとな…」
そう口ずさんだクラトスはまた歩き始めた。その時…
「…!」
山の麓にある街を見つけた。地図で見ると、その街は「メリーナ」という名前だった。
「………」
クラトスは何も言わず、「メリーナ」に向かう
「メリーナ」にたどり着いたクラトス。その街はとても活気に満ちていた。中央広場の回廊を通り、街の宿屋に向かった。
「…ギィ、バタン」
宿屋の入口のドアが開き、閉まる音がした。
「いらっしゃいませ✨お一人様ですか?」
奥から30代の女性が出て来た。
クラトス「あぁ…」
「久々のお客様だな~」
クラトスが返事をした後、優しそうな男性が出て口ずさんだ。
「お~ぃ、レーツェル❗お客さんを部屋に案内してくれ❗」
二階に続く階段から一人の少年が出てきた……その少年が後のクラトスの弟子になる当時九才のレーツェルだった…。
「は~ぃ🎵…では、ご案内します🎵」
「…」
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