時を越えた巡り合い

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暫らく車中で健一と紀子はいつのまにか緊張感も解れたせいか、話がお互い盛り上がっていた。健一は突然紀子に(紀子さんと話していると、凄く懐かしい気分になるんだけど、紀子さんは何も感じないの?と問い掛けた)すると紀子は(うん、私も昔会った事があったような気がしてました)そう言った。車は楽しい会話の最中紅葉に燃える八幡平に到着した。しかし美津子はとんでもないコミニュケーションを当日の為に計画していたのである。カップルを入れ替えての散策でした。健一は美津子と、彼氏は紀子とカップルになって散策を始めた。美津子の彼氏はジャニーズ系を彷彿させる、かなりのイケ面なんで紀子も楽しそうに彼氏と散策路に消えて行った。間違っても彼氏に気持ち動く事ないよなぁ…と、まるで昔から恋人だったかのように嫉妬する健一であった。暫らくして戻ってきた紀子はイケ面彼氏相手に、かなり楽しそうである、そして又元のカップルになった紀子は、始めの頃の笑顔は何時しか暗い表情になっていた。どこか具合悪いんですか?と話すと紀子は美津子に近ずいて話を始めた。そうするといきなり美津子は俺と彼氏に(ごめんなさい紀子が急に具合悪くなったんで、帰りますけどいいですか。健一はこういう事態ならいざ仕方ないよね、と美津子の意見に従って帰路についた。帰りの車中では紀子は調子悪いせいか終始無言であった。続く
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