時を越えた巡り合い

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健一は紀子と別れる間際に連絡先を書いたメモを渡した。かなり調子悪そうな紀子を美津子はかばいながら連れて帰っていったのである。走馬灯の様に出会いからお付き合いまでが嵐の様に過ぎ去り、健一の心はまた何時もの孤独感に戻っていた。紀子とはもう会えないのかなと思う毎日が続きました。暫らくして健一は我慢できずに紀子に勇気を出して電話をいれた。(もしもし…あのぅ…私、野村健一と申しますが紀子さんいらっしゃいますか?)と電話口に出たお母さんらしき声が俄かに明るい、すると直ぐに紀子が電話口に出てきた。紀子は突然涙声で(全然連絡来ないから振られたんだって凄く心配してたんですよ、でも健一さんの声聴けて凄く嬉しかったです。)健一はすかさず紀子に(もし今度良ければ又ドライブに行きませんか)と過去には絶対口にする機会のない台詞をいとも簡単に話してる自分に何時しか戸惑いは無くなっていたのである。それから暫らく紀子と夢の様な日々が続いたある日健一は紀子にプロポーズする日がやっきた。 海岸を歩いている二人が何時しか抱き合っていた。 健一は紀子の耳元で囁いた紀子さん結婚してください続く
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